ガチンコ等テレビでおなじみの佐野実氏がオーナー。しかし現在は一番弟子が切り盛りしていて、佐野氏は新横浜ラーメン博物館店で腕を奮っています。
何度か店の前までは行ったものの、すごい行列で諦めていましたが、今回はオープン5分前に到着。14人並んでいただけだったので、一巡目で席に着くことができました。
お客さんの多くは醤油味で注文していましたが、塩ネギチャーシューメン+名古屋コーチン味付け玉子を注文(食券制)。
名古屋コーチン・ゲンコツ・羅臼昆布等30種の素材でとったダシに、小笠原や沖縄の天然塩をベースにした塩ダレを合わせたというスープ。
やや尖った塩味を感じますが、あっさりしていて一つの味が突出することなく、全ての素材がバランスよく調和されているように感じます。個人的には魚介系をもう少し強調しても良いのではないかと思いますが…
麺は北海道産小麦を使用した自家製の中細ストレート。適度にコシはあるのですが、柔らかめの食感。モンゴル産天然かん水使用なので、これは仕方ないところでしょう。
チャーシューは普通のラーメンには巻きバラ肉が一枚、チャーシューメンには肩ロースが二枚入ります。味付け良く柔らかくて美味いのですが、とろけるような感じではないです。
醤油ラーメンには京都九条ネギ、塩味ネギラーメンには関東長ネギ、と使い分けているようです。
名古屋コーチン味付け玉子は、素材の味を生かしているのでしょうか、あまり味がついていなく、固まりかけの半熟ということで少し残念でした。
佐野氏はいないものの、相変わらず私語・携帯電話・強い香水・子供連れ厳禁で、店内はラーメンをすする音だけが響く異様な雰囲気。
店長を務める松井氏も黙々と麺茹でしていて、「ごちそうさまでした」の言葉にもオバちゃんが小さい声で「ありがとうございました」と応えるのみです。このピリピリした雰囲気なかなか好きです(笑)。
(03年3月8日訪店)
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