エレベーターが催事場である8Fに着き、ドアが開いた瞬間に煮干しの香りが漂ってきました。丸栄の物産展は比較的こじんまりとしているものの、イートインのラーメンのスープがここまで香るのは珍しいことです。
土曜の13時前、行列は15人ほどで、少し待っただけで着席できました。
注文したのは、津軽ラーメン中華そば こく煮干し。店のHPを見ると、こく煮干しは新・津軽ラーメンという表記になっています。
濁ったスープは、煮干しのパンチが凄い。濃い目のタレ味に、酸味とエグミまでも旨味と化したスーパー煮干し。この旨味、半端ないです。
麺は中太で僅かに縮れたもの。ツルツルした滑らかな舌触りに、モッチリとした食感。チャーシューは薄切りで、ホロホロと崩れる柔らかさ。
味が濃いとは分かっていても、飲み干さずにはいられない、煮干しを極めた無類のスープ。また来年も来て欲しいな。
(15年6月6日訪店) |